こよみ台湾

東洋思想の勉強記録と台湾あれこれ

なるほど!すごい!先天八卦と河図の関係 

「八卦はなんとなく覚えたけど、先天八卦って何? 後天八卦って何?」

 

易経に憧れて勉強し始めたけれど、64卦に入る前に知っておくべきことがたくさんあるように見え、やっぱり私には難しすぎたのでは?と戸惑う方もいるのではないでしょうか。私もしばらく2つの表を見ながら固まってしまいました、、、

 

字の通り、先天八卦は先にできた八卦、後天八卦は後にできた八卦です。(誰がいつどのように作ったかなどは、他のサイトにたくさん載っていますので、そちらをご覧ください。)

 

この二つは八卦の配置が全く違うのですが、どうやら、黒い丸と白い丸が連なった河図と洛書という暗号のような図と密接に関係しているそうです。

 

今日は、河図がどのように先天八卦になったに焦点をあてて見ていきます。次の記事で、洛書がどのように後天八卦になったかをまとめたいと思います。

 

下記の内容は「先天八卦來自河圖,後天八卦來自洛書」というこちらの記事を読んで学んだことのまとめです。

 

 

1、河図と数字

河図って何?

河図はこのように、1〜10までの白◯と黒●が配置された図です。

よく見ると奇数は白◯(陽を表した天の数)、偶数は黒●(陰を表した地の数)になっています。

 

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左:奇数の白○の数を赤で(陽)、偶数の黒●の数を青(陰)で書きました。
右:方角と五行

河図の数字マジック(1)

内側の数字 1、2、3、4にそれぞれ中央の5を足すと、外側の数字になります。(1+5=6、2+5=7、3+5=8、、、)

 

表には書き込みませんでしたが、各方角には説明文が記されています。

 

例えば北には「天一水 地六之」と書いてあります。

これは、天一は水を生み、地六を求める(成す)という意味です。

天とは天数(陽を表した数)のことで、ここでは奇数の1、地とは地数(陰を表した数)のことで、ここでは偶数6になります。

 

北の内側の数は1で、1に5を加えることによって、外側の数の6が求められるので、「天一水 地六之」の意味と一致しますね!

 

同様に、南には「地二火 天七之」と書いてあります。

地二(地数=陰を表した数、ここでは偶数2)は火を生み、天七(天数=陽を表した数、ここでは奇数7)を成すという意味ですね。

 

ちなみに、「1・2・3・4・5」を生数、「6・7・8・9・10」を成数というそうなのですが、上のピンク色の字()と同じなので、覚えやすいですね!

 

河図の数字マジック(2)

成数(6・7・8・9・10)の合計から生数(1・2・3・4・5)の合計を引いた数 (40−15=25)と天数の合計(陽を表す奇数の数字(1・3・5・7・9を足すと1+3+5+7+9=25)は同じです。

 

河図の数字マジック(3)

もう一つ中央の成数10から各方角の成数「6・7・8・9」を引いた数と、中央の生数5から各方角の生数「1・2・3・4」を引いた数は同じです。

 

例えば北は、 10−6=4、5ー1=4 でどちらも答えが4です。 

同じように、南は10ー7=3、5−2=3 でどちらも答えが3です。

 

この数字マジック(3)が先天八卦の位置にとても密接に関わってきます。 

どのように先天八卦になるのでしょうか。以下を引き続きお読みください!

 

2、河図変換図

河図を勉強していると、「2と7が南」「4と9が西」に配置されているものと、この2つが逆になっているものがあることに気づきます。(つまり「2と7が西」「4と9が南」

私はここで頭が大混乱を起こしました(汗)

 

とても気になったので色々と調べたところ、元の河図が次の格書になる過程で、変換図というのが生まれたということがわかりました。この河図変換図が、格書や先天八卦の位置に深く関わっています。

 

河図を変換図にする方法や理由を3つ見つけました。どれが本当かわかりませんが、どれも理屈にかなっています。

 

河図変換図の成り立ち(1)

こちらの記事で見つけたのですが、「七返九轉」という方法(?)概念(?)に基づいたためだそうです。(中国語が難しすぎてわかりません 涙)

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河図変換図の成り立ち(2)

これも上と同じこちらの記事で見つけたのですが、1がある北の数字(1と6のこと)は動かさず、東、南、西の数字を外側の成数の数だけ時計回りに動かすという方法です。

 

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例えば、オレンジで表した9と4のセットは、外側が9なので、反時計回りにスゴロクを進むように9回動きます。すると、西から南に移動することができます。

 

青で書いた3と8のセットは反時計回りにスゴロクを進むように8回動くと、元の位置に戻ってきてしまいます。

 

緑で書いた2と7のセットは、反時計回りに7回動くと、南から西に移動できます。

 

河図変換図の成り立ち(3)

こちらの記事で見つけたのですが、河図を平面図で見る代わりに、四面体にして、それをある角度から見ただけと書いてあります。

3Dにすると、見る角度によって、数字の配列が変わりますよね。

数字が動いたのではなく、見る角度を変えたという考え方です。

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以上3つの理由を見つけましたが、理屈は色々と後付けできますので、とにかく河図には変換図があるということだけ押さえておけばよいと思います。

 

そして、いよいよここからが本題です。

 

3、河図変換図から先天八卦へ

 

数字マジック(3)の答えを河図変換図に入れていく

ここで、八卦の四象を確認したいと思います。四象とは、両儀の陽⚊と陰⚋にそれぞれ陽⚊と陰⚋を足して作られた4種類の記号です。

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 陽からできたものが老陽⚌と 少陰⚍、陰からできたものが、少陽⚎と老陰⚏です。

そして、四象にそれぞれ1〜4までの数字をつけました。

 

河図変換図を使い、数字マジック3の答えと、上の1〜4の数字を照らし合わせていきます!

 

数字マジック3はこの記事の上の方で書いたので、もう一度おさらいします。

 

中央の成数10から各方角の成数「6・7・8・9」を引いた数と、中央の生数5から各方角の生数「1・2・3・4」を引いた数は同じです。

 

例えば北は、 10−6=4、5ー1=4 でどちらも答えが4です。 

同じように、南は10ー7=3、5−2=3 でどちらも答えが3です。

 

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いかがでしょうか? 四象がこのように入りました。

 

四象の上に陽爻と陰爻をのせる

次のステップにいきます。

 

奇数の白い◯(陽)には四象の上に陽爻を、偶数の黒い●(陰)には四象の上に陰爻をのせます。

 

例えば北は、1が奇数なので、老陰の上に陽爻を、6は偶数なので、老陰の上に陰爻をのせます。

するとどうでしょう?

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八卦ができあがりました!

 

先天八卦を作る

最後のステップです。

四象が両儀(陽⚊と陰⚋)の陽からできたもの(老陽⚌と 少陰⚍)、つまり4&9、3&8がある南と東は、偶数の黒い●(陰)からできた八卦を反時計回りにずらします。

 

四象が両儀(陽⚊と陰⚋)の陰からできたもの(少陽⚎と老陰⚏)、つまり1&6、2&7がある北と西は、奇数の白い◯(陽)からできた八卦を反時計周りにずらします。

 

なぜこうするかという理由は見つかりませんでしたが、もとの両儀の性質(陽か陰)と丸の性質(奇数は陽、偶数は陰)が違う場合は反時計周りにずらすというふうに覚えることができると思います。

 

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先天八卦の配置の完成です!

 

4、まとめ

いかがでしたでしょうか。

そもそも先天八卦はどのようにしてできたのか、気になっていた方は少しだけ疑問が解けたのではないでしょうか。 

 

次の記事では、格書がどのように後天八卦になったのかについて勉強したものをまとめていきたいと思います!

 

最後までお読みいただきありがとうございました。